2019年1月22日(火)

誤認逮捕、起訴を取り消し 大阪府警が男性に謝罪へ

2013/7/30付
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大阪府警北堺署がガソリンの窃盗容疑で男性会社員(42)を誤認逮捕した問題で、大阪地検堺支部は29日、窃盗罪の起訴を取り消した。北堺署長は今後、男性側に謝罪する意向で、府警は経緯を検証し公表する方針。男性側は公開の法廷で検察側が無罪論告した上で無罪判決を求めていたが、同地検は「早期に訴訟手続きから解放するのが相当と判断した」と説明している。

府警によると、堺市北区の駐車場で1月中旬、車から給油カードが盗まれる事件が発生。北堺署は4月24日、カードを盗んだとして男性を窃盗容疑で逮捕した。地検堺支部は不起訴にしたが、同署は5月15日、カードを使って給油しガソリンを盗んだとして男性を再逮捕。堺支部は6月4日、同罪で起訴した。

男性は一貫して容疑を否認。ガソリンスタンドの防犯カメラの映像などが逮捕、起訴の有力証拠とされたが、男性の弁護人の指摘で、カメラの設定時刻と実際の時刻との間に「ずれ」があったことが発覚した。

アリバイが確認されたため、男性は公判期日が取り消され、今月17日に釈放された。拘束期間は85日に上った。

大阪地検の上野友慈次席検事は29日の記者会見で、担当した検察官らがカメラの設定時刻と実際の時刻との間に「ずれ」があることを認識していたのに、正確な時間を確認する作業を怠ったことを明らかにした。

上野次席検事は「捜査が不十分だった。もっと慎重にすべきだった。起訴して身体拘束し心よりおわび申し上げる。真摯に反省し、同じ事を繰り返さないよう努めたい」と謝罪した。

地検内部では、起訴を取り消さずに無罪論告することも検討されたが、上級庁とも協議の結果、「最初から無罪が分かっている人物を法廷に立たせるわけにはいかない」(検察幹部)との結論に至ったという。

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