2019年1月17日(木)

取り調べ中「殴るぞ」 暴言の警部補に罰金刑 大阪
求刑上回る

2011/4/28付
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任意の取り調べ中に暴言を吐いたとして、脅迫罪に問われた大阪府警東署警部補、高橋和也被告(35)の判決公判が28日、大阪地裁であり、岩倉広修裁判長は「警察捜査に対する信頼が大きく損なわれた」として、罰金20万円の求刑を上回る罰金30万円を言い渡した。

判決理由で、岩倉裁判長は「取調室内という密室で、本来助けを求めるべき警察官から脅迫された被害者の精神的苦痛は大きい」と指摘。「おまえの人生むちゃくちゃにしたるわ」などと暴言を吐いた高橋被告の取り調べについて「虚偽の自白を生み出す温床になり、到底許されない」と厳しく批判した。

また求刑を上回る量刑について、同裁判長は「警察捜査に対する信頼が大きく損なわれ、刑事責任は軽視できず、懲役刑の選択も考えられる」とした上で、社会的制裁を受けている点などを挙げ「法定刑の上限とするのが相当」と結論付けた。

判決は、府警の責任についても言及。同裁判長は「違法な取り調べが行われないよう監視する体制が構築できておらず、事件を誘発する一因となった」と組織内部の意識や体制についても非難した。

判決によると、高橋被告は昨年9月3日、遺失物横領容疑で取り調べた会社員の男(35)=窃盗罪で起訴=に「殴るぞおまえ。手出さへんと思ったら大間違いやぞ」などと脅迫した。

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