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捕手・伊藤が急成長 オリックス反攻のキーマン
スポーツライター 浜田昭八

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2013/7/7 7:00
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守備の要である捕手がグラつくチームに飛躍は望めない。正捕手が決まらない昨季までのオリックスがまさにその通りだった。だが、今季は入団6年目、24歳の伊藤光が急成長し、ほぼ全試合に出場している。森脇浩司監督は後半戦反攻のキーマンの一人として、伊藤を挙げている。

出場機会増え、打撃も磨く

投手を生かすも殺すも捕手次第だ。ペナントを争うチームには巨人・阿部慎之助、西武時代の伊東勤(現ロッテ監督)のようにフル出場に近い正捕手がデンと構えている。だがオリックスでは2008年の日高剛(現阪神)以来、1シーズンに100試合以上でマスクをかぶった捕手がいない。

日高と鈴木郁洋(現2軍コーチ)を中心に4、5人が日替わりマスク軍団を形成し、11年から伊藤も加わった。最多でも70~80試合ほどで、フルイニング出場は少ない。試合後に漏れ聞こえるのは、捕手のリードをなじる首脳陣の声。中でも、毒舌の岡田彰布前監督は厳しかった。

日高のFA移籍、鈴木のコーチ就任で、今季は伊藤にチャンスが巡ってきた。「今年に勝負を賭ける。目標は100試合出場。投手のよさを引き出すリードを心掛ける」と決意を語った。11年は66試合に出たし、12年も同じ66試合ながらチーム最多出場捕手になっていた。不動の正捕手へ向けた助走はできていた。

「打者の狙い見抜くリード」

今季は開幕からマスクをかぶり、これまでにスタメンをはずれたのは5試合だけ。それも1試合を除いて途中から出ている。打席に立つ機会が増え、打撃にも磨きがかかった。「基本に忠実にセンター返しをする。上位打線につなぐ意識がいい結果を生んでいる」と言う。

強肩にはもともと定評があった。捕球も年々うまくなっている。エース金子千尋、救援で売り出し中の佐藤達也らの速球を生かし、ディクソンの緩急まじえた配球を助けるリードもさえている。新人左腕の松葉貴大は「打者の狙いを見抜いたリード」に、絶大な信頼を寄せている。

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