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大津いじめ事件、同級生2人を書類送検 暴行容疑

(更新)

大津市の中2男子自殺で、滋賀県警は27日、いじめに関わったとされる同級生の少年3人=いずれも(15)=のうち、事件当時14歳だった2人を暴行などの疑いで書類送検した。刑事罰の対象とならない13歳だった1人は児童相談所に送致した。3人は今後、家庭裁判所に送致される見通し。県警は容疑と自殺の因果関係について「結論は出ていない」としている。

自殺を巡り、遺族側が出そうとした被害届を当初、受理しなかったことについて、県警は「今となっては不適切だったと考えている。遺族の思いに気を配り、対応すべきだった」と陳謝した。捜査結果を大津市や県に提供し、再発防止に向けた対策に協力する考えも明らかにした。

県警は暴行、窃盗、器物損壊の3つの容疑で、自殺した生徒に関わる計13事件を立件したと説明。具体的な書類送検容疑などは明らかにしなかったが、捜査関係者によると(1)昨年9月の体育大会で男子生徒の両手を鉢巻きで縛った上、口を粘着テープでふさいだ(2)昨年10月に校内のトイレで暴行した――などの疑いが含まれている。

遺族が市や3人に損害賠償を求めた民事訴訟で、同級生側は「遊びの範囲」といじめを否定したが、県警は13事件の中に「同級生が犯意を認めているものもある」と説明している。

男子生徒は大津市の公立中に通っていた昨年10月、自宅マンションから飛び降りて自殺した。その後、学校が実施した全校生徒アンケートの回答に「自殺の練習をさせられていた」「葬式ごっこ」など、いじめを示す記述があった。

県警は「自殺の練習」に関し、客観的に十分な裏付けができず、事実を認定できなかったとしている。捜査関係者によると、男子生徒が学校の窓から身を乗り出す姿を見かけた生徒はいたが、強要があったかどうかの証言は得られなかった。

遺族が7月に暴行と器物損壊、窃盗、強要、脅迫、恐喝の6つの容疑で告訴し、県警は同月、暴行容疑で学校や市教育委員会を家宅捜索。同学年の生徒約360人からも任意で事情を聴くなど教育現場への異例の捜査で裏付けを進めてきた。

県警は3人のうち1人について、担任の女性教諭に重傷を負わせたとして、傷害容疑でも書類送検した。〔共同〕

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