和歌山県田辺市で自殺を図った市立中1年の男子生徒(13)がいじめを受けていた問題で、生徒の父親(50)が26日午後、田辺市内で記者会見し「原因はいじめしか考えられない。学校側には素直に認め、正直に報告してもらいたい」と学校の対応に不満を示した。
学校は、ボールを当てられたことなど3件を「いじめ」としているが、自殺未遂との因果関係は認めていない。父親は生徒が昨年5月から20回近く、同級生に服を脱がされたことなどを姉(19)に相談していたと明らかにし、いじめの内容や経過について学校側との認識の違いを強調した。
また、学校は昨年9月に生徒から初めていじめ相談を受けたとしたが、同7月の面談で生徒の母親が対処を求めていたと、父親は指摘した。
父親によると、生徒は所属するバスケットボール部の同級生を中心に、昨年5月ごろから嫌なあだ名を付けられたり、服を脱がされたりするようになった。同7月に英語のテストで再試験を受けた後は、練習中にほかの部員から「ばかはクラブをやめろ」と言われた。
同10月ごろには部活動のパス練習で無視され、ボールを要求しただけで体にぶつけられるようになった。壊れた水筒やメガネケースを持ち帰ることが複数回あり、姉に「先生に相談しても何も変わらない」などと打ち明けていた。
生徒は部活の準レギュラーで、自殺を図った同12月15日は翌日に部活動の遠征試合を控えていたが、夜になって家族に「試合には出ない」と漏らしていたという。
父親によると、生徒は意識が戻らず、寝たきりの状態が続いている。〔共同〕
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