2019年5月20日(月)

旧大阪中央郵便局を重要文化財に、建築家らが国を提訴

2012/6/19付
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解体工事が進んでいる大阪中央郵便局旧局舎(大阪市北区)について、歴史的、学術的に重要な文化財で、消滅すれば国民全体に損害が生じるとして、建築家や大学教授らが18日、国に対し重要文化財に指定するよう求める訴訟を大阪地裁に起こした。

JR大阪駅前にある旧局舎は当時、逓信省技師だった建築家、吉田鉄郎氏の設計で1939年に完成した。昨年12月、日本郵政が解体の計画を発表し、その後工事が始まった。

訴えたのは、旧局舎の保存を求めて活動している建築家の高岡伸一さんや博物館明治村(愛知県)館長の鈴木博之・東京大名誉教授ら5人。

原告は訴状で、旧局舎は日本のモダニズム建築の典型例で、日本建築学会が「重要文化財の水準をはるかに超える価値がある」との見解を出していると指摘。「喪失すれば重大な損害が生じる恐れがあり、重文として指定されるべきだ」と主張している。

日本郵政グループ郵便局会社は取り壊しについて「老朽化も著しく、安全性の観点からも解体が最善であると考えている」としている。

文化庁文化財部の話 訴状が届いていないのでコメントできない。

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