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「迅速な誘導あれば…」落雷で2女性死亡から1カ月

大阪・長居公園で10人が死傷した落雷から18日で1カ月。死亡した女性2人は公園内の競技場で開かれる野外ライブを見に来ていた。亡くなった北九州市の会社員、岩永牧子さん(22)の遺族は「なぜ競技場内に避難させてくれなかったのか」と、ライブ事務局側の対応に憤っている。

「突然、空を切り裂くような雷の音がした」。公園にいた男性は競技場の出入り口付近のクスノキに雷が落ちたのを目撃、その下で雨宿りをしていたとみられる岩永さんら2人が意識を失っていた。遺族は「大混雑の中、仕方なく木の下で雨を避けていたはず。早く避難誘導さえしてもらえていれば」と悔やむ。

一方、ライブ事務局は「事前に落雷注意報も把握していた」と説明。雷の移動を予測できるサービスを導入し、雷雨が強くなった時点で競技場などに誘導して注意喚起したという。岩永さんらが落雷に遭った場所は「イベントで借りている敷地外だった」と説明、「亡くなられたお2人には、心よりご冥福をお祈り申し上げます」とした。

同じ日に大阪市内で開かれた別の野外音楽イベントでは、落雷に伴い、約4万人が周辺の屋内運動施設に避難。けが人は出なかった。主催者は「警備計画通り、イベントを一時中断し避難誘導した」と話す。

大阪管区気象台は「広い空間に大勢の人が集まると落雷に遭う危険性も高まる。野外イベント時も、建物内などへの素早い避難が重要だ」と注意を呼び掛ける。遺族は「落雷自体は天災かもしれないが、備えはきちんと整備されるべきだ。同じ悲しみを繰り返さないためにも、何があったのか明らかにしたい」と力を込めた。〔共同〕

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