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大阪市議補選告示 「大阪都」論争火ぶた

大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が初めて臨む選挙として注目される大阪市議福島区補選(欠員1)が14日告示され、民主、自民、共産各党などから新人5人が立候補した。府市再編による「大阪都構想」を掲げて来春の統一地方選で市議会での過半数獲得を目指す維新の会にとって今回の補選は試金石。都構想を最大の争点に23日の投開票まで9日間の選挙戦がスタートした。

橋下知事は14日朝、維新の会から立候補した広田和美氏(46)の出陣式に駆けつけ「都構想は福島区を壊すわけではありません。ぶっ壊すのは金と権限を握る市役所です」と力を込めた。その後府庁で公務をこなし、夕方に再び選挙区入り。広田事務所関係者が「投票の時は橋下ではなく、広田と書いて」と集まった市民に呼び掛ける場面もあった。

知事との対決姿勢を打ち出したのは共産党の山田みのり氏(33)。JR野田駅前で「『ワン大阪』というフレーズで福島区の解体をたくらむ勢力、自治体と市民との距離を遠ざける都構想には断固反対を貫く」と第一声。陣営幹部は「都構想は住民の暮らしに目を向けていない。制度論ではなく、保育所の増設など暮らしに立脚した主張をする」と強調した。

自民党の太田晶也氏(38)も出陣式で「福島区、大阪市を守るために闘う。地元の子どもも市が無くなると心配している」と都構想に反論した。陣営の中心は都構想に反対する自民市議団31人。ある市議は「府の問題を棚に上げて市の批判を繰り返す橋下知事に我慢ならない」と息巻くが、別の市議は「都構想の批判だけでは有権者がついてこない」と話した。

一方、3回目の挑戦となる民主党の国本政雄氏(33)は「8年間、福島区民として聞いてきた地元の声を政治に届けたい」と地域密着の姿勢を打ち出し、都構想には言及しなかった。陣営幹部は「都構想は争点にはならず、福島区の問題を議論すべきだ。区民を統一地方選の踏み絵にしようとするやり方には違和感を覚える」と橋下知事をけん制した。諸派の上畑俊治氏(53)は市職員の意識改革を訴えている。

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