2019年2月16日(土)

大阪府警「求む体育会系」 警官採用制度を大幅改正

2012/11/9付
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大阪府警は8日、警察官の採用選考制度を2013年度から大幅に改正すると発表した。志望動機などを書く「エントリーシート」を全国の警察で初めて導入。柔剣道の有段者などスポーツ分野で優秀な実績がある受験生には加点して、"体育会系"を重視する。

就職難を受けて応募者数が増える一方、厳しい訓練や規律になじめずに採用しても間もなく辞職する警察官が多いといい、警務課は「仕事への熱意や体力などを見極めたい」としている。

新制度では1次選考で武道の有段者らを加点。志望動機や自己PRを書くエントリーシートも内容を点数評価し、教養試験の結果に合算する。

従来、教養試験の高得点者が2次選考に進む仕組みだったが、人間性や体力面を評価に加える。

部活動などで試験勉強が間に合わない受験生に配慮し、教養試験では世界史や物理、英語といった人文・自然科学分野の出題を中止。2次選考の体力検査は、腕立て伏せや反復横跳びなど結果を点数化する方式にし、比重を高める。

府警の警察官採用試験の応募者は12年度は1万人を超え、リーマン・ショック前の08年度に比べ約4割も増えた。ただ警察学校在籍中に約1割が辞め、警察官になっても3年以内に離職する率が2割近くに達しており、府警では「ミスマッチをなくし、熱意と覚悟のある人材を集めたい」(警務課)考え。

府警では20代を中心に警察官によるわいせつ事件などの不祥事も相次いでおり、一部の若手の資質や育成方法を問題視する声があった。

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