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大阪・高槻の病院で患者21人院内感染 昨年1年間

大阪府高槻市の新生病院(225床、後藤研三院長)は6日、昨年1年間に患者21人が複数の抗生物質が効かない多剤耐性緑膿(りょくのう)菌に感染したと発表した。いずれも院内感染とみられる。うち11人が死亡したが、同病院は「感染が直接の死因ではない」としている。

同病院によると、感染したのは60代から90代までの入院患者20人、外来患者1人。男性15人、女性6人で、いずれも心臓疾患やがんなどの持病があった。5病棟のうち、4病棟の入院患者から菌が検出されたという。

大阪医科大や地元医師会による外部調査で、死亡した11人のうち、6人は感染して発症、5人は発症せず菌の保有が確認されたが、いずれも持病が原因で死亡したという。

菌は複数の患者の間で使われる口腔(こうくう)内の洗浄用チューブなどから検出されており、6日記者会見した後藤院長は「器具が感染の原因と考えられる」と説明。「大変申し訳ない。そこまで思いつかなかった」と謝罪した。

院内のふき取り調査の結果、感染した入院患者の病床の手すりや周辺機器からも菌が検出されており、これらへの接触によって感染が広がった可能性もあるという。

昨年1月に心不全の入院患者のたんから菌を検出。同6月には4人の患者から菌が検出され、その後、医師らの手洗い研修や院内の一斉清掃を実施したが、患者からの菌検出が続いたという。菌はたんや尿のほか、カテーテルの先端部分などからも検出された。

ホームページによると、同病院は一般病棟や高齢者らが入院する療養病棟などからなり、内科や外科、リハビリテーション科などがある。

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