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ライバルが刺激 オリックス・後藤に輝き再び
スポーツライター 浜田昭八

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2013/5/12 7:00
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ライバルが現れると、一層輝くアスリートが多い。オリックス・後藤光尊(34)が、まさにそのタイプ。プロ入り同期、同じ右投げ左打ち内野手の平野恵一(34)が移籍先の阪神から6年ぶりに古巣へ戻ってきた。小さな幸せに安住しかけていた後藤の胸に再び火がついた。

凡打に倒れても全力疾走

「後藤が変わった」と、球団関係者のだれもが認める。3年前の右太ももの故障が響き、動きが悪くなっていた。それが、今季は見違えるばかり。打撃は満足できる状態でないが、森脇浩司監督が「ウチのチーム状態は後藤と坂口(智隆)が動けばよくなる」と言うまでになった。

"動く"はプレー上の動作を指すだけではない。チームリーダーとしての義務も含んでいる。一例として、後藤が凡打に倒れたときの全力疾走を挙げた。ベテランが全力を尽くす姿勢は、ナインに限りなく大きな影響を与える。

トレード戦線の"人気者"が…

後藤はプロ入り9年目の2010年にフリーエージェント(FA)宣言し、オリックスに残留した。翌11年には二塁、3番打者として自己最高の打率3割1分2厘(打撃30傑の3位)をマークした。それで気が緩んだわけでもあるまいが、昨季は打率2割4分2厘と急降下した。

攻守に安定し、内野ならどこでもこなす後藤はトレード戦線の"人気者"だった。毎年、他球団からトレードの引き合いがあったが、昨年は途絶えた。他球団が見限っただけでなく、オリックスも新しい二塁手を求め、昨年12月25日に阪神でFA宣言をした平野の復帰入団を発表。森脇監督は最下位に落ちたチーム改革に「平野のガッツが必要」と言い、1番、二塁に据える構想を漏らした。同時に、足に不安を抱える後藤を動きの負担が軽い三塁へコンバートすることもほのめかした。

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