2019年2月22日(金)

大阪市立汎愛高、柔道部顧問が体罰 教委が報告後も放置

2013/2/1付
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大阪市立汎愛高校(同市鶴見区)で昨年4月、同校の保健体育科の50代の男性教諭が柔道の授業中に3年女子生徒の頬を平手打ちしていたことが1日、分かった。教諭は柔道部顧問で生徒は柔道部員だった。市教育委員会は同6月に同校から報告を受けながら、報告書提出を求めずに放置していた。

同校は体育科(定員80人)のほか、全国で唯一の武道科(同40人)があり、クラブ活動では柔剣道やなぎなたなどの強豪校。柔道部は全国大会への出場歴もあり、ロンドン五輪柔道女子銀メダリストの杉本美香さんを輩出している。

同校からは複数の体罰事案が報告されているが、市教委は外部監察チームが調査中として詳細は明かさなかった。

市教委によると、昨年4月に同校武道科が和歌山県内で2泊3日で行ったキャンプ実習での柔道の授業中、下級生に絞め技をした生徒の行為を顧問が「危険」と判断。顧問は生徒を口頭で注意し、制止する際に生徒の頬を2、3発たたいた。生徒と下級生にケガはなかった。市教委は「制止に一定の必要性があった可能性もあるが、手を上げたことは良くなかった」としている。

同校側は保護者に謝罪し、同6月に市教委に電話で報告したが、担当職員は「詳しく聞き取りしてください」と指示しただけで上司に報告せず、書面での報告も求めず放置。市立桜宮高での体罰発覚後の今年1月、市教委に匿名の情報提供があり、放置が発覚した。

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