2019年2月18日(月)

[FT]フェイスブック、広告主つなぎとめに尽力

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2012/7/24 14:00
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(2012年7月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

SNS(交流サイト)最大手の米フェイスブックと、利用可能なデータを増やすように求める広告主との間で緊張が高まっている。

■個人情報保護と広告の両立に苦心

フェイスブックと広告主の間で緊張が高まっている=AP

フェイスブックと広告主の間で緊張が高まっている=AP

フェイスブックは、同社サービスの利用者情報を保護しつつ、収益をもたらす可能性を有効に生かすという相いれないニーズを巧みにさばきながら、自社が保有するデータを広告主に直接引き渡すことなく利用する創造的な方法を編み出そうとしている。

韓国サムスン電子の米国部門で戦略マーケティングを担当するバイスプレジデント、ブライアン・ウォレス氏は「フェイスブックは窮地に陥っている。同社はプライバシーとセキュリティー上の懸念を多く抱えており、我々はそれをこちらに引き渡すよう言っている。決着するには時間がかかる」と話す。

今年上場したばかりのフェイスブックは、収益拡大への圧力が強まるなか、大口顧客を満足させることで、5月に有料広告を取りやめた米ゼネラル・モーターズ(GM)のような離反を防ごうとしている。

フェイスブックのグローバルマーケティング担当バイスプレジデント、キャロリン・エバーソン氏は「当社が、一緒に仕事がしやすい企業にならなければいけないと言うことは分かっている」と話す。

エバーソン氏によると、同社はマーケティング担当者向けの明確な指針を策定しており、厳選した広告主と従業員を密接に協働させているという。

■サムスンの独自キャンペーンを手助け

サムスンなど一部の広告主は、自社がフェイスブックのサイトを最大限に活用したければ、同社のルールに従う必要があることを認識しつつある。

ウォレス氏は「フェイスブックがデータを引き渡すつもりがないのであれば、少なくとも当社の事業目的を理解すべきだ」と主張する。

フェイスブックはこの要求に対応。従業員で構成したチームをサムスンとの取引に専念させ、6月末に米国で発売したスマートフォン(高機能携帯電話)「ギャラクシーS3」向けに独自のキャンペーンを作り上げる手助けをした。

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