[FT]仮想通貨ビットコインにバブルの兆し

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2013/4/4 14:00
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(2013年4月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

今回ばかりはウォール街に罪はない。

オランダのチューリップに始まり、英国の「南海会社」、最近ではIT株や米国の住宅を巡り、数々の資産バブルが生まれてきた。まもなく経済史学者は、仮想通貨ビットコインをこのリストに加えるだろう。

■1ビットコインが2日足らずで約50%上昇

仮想通貨「ビットコイン」がバブルの兆し

仮想通貨「ビットコイン」がバブルの兆し

バブルを大きくしてしまう責任を大抵は銀行家が問われるが、ビットコインの価格は銀行と無関係につり上がっている。

マネーの急速な流入でビットコインの時価総額は15億ドルを超え、1単位あたりの価格は2週間もたたずに倍増した。4月1日に100ドルを超えた後、3日未明には147ドルの高値をつけた。実物資産の裏付けがないビットコインは世界中の「取引所」での投機だけで価格が決まる。アクセスが急増するなか、最大のビットコイン取引所であるマウントゴックスでは3日、技術トラブルが発生した。

「チューリップをリアルタイムで売買するようなもの」――。スイス金融大手UBSのベテランブローカー、アート・カシン氏は顧客向けリポートでこう表現した。「バブル現象が刻一刻と進むのを見る機会はめったにないが、今まさに目の前でそれが変わりつつある」という。

ビットコインは4年前、無名のコンピューター科学者によって作られた。「コイン」はあらかじめ決められたアルゴリズムに従って生成される。

一部のオンラインサービスでビットコインでの支払いを受け入れているが、価格の動きは実際の利用よりも、ツイッターやブログ、メディアでの話題の多さと相関性があるようだ。

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