[FT]グーグル、アプリのダウンロード数でアップルに肉薄

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2013/6/3 14:01
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(2013年6月3日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

アプリケーションソフト(アプリ)を利用者が取り込んだ累計ダウンロード数で、米グーグルが米アップルとの差を急速に縮めている。アップルは今後数カ月で、アプリ・プラットフォーム世界一の座をグーグルに奪われそうだ。

グーグルの開発者会議で、グーグルプレイについて説明するアンドロイド部門エンジニアリング担当ディレクターのクリス・イェルガ氏=AP

グーグルの開発者会議で、グーグルプレイについて説明するアンドロイド部門エンジニアリング担当ディレクターのクリス・イェルガ氏=AP

そうなれば、韓国サムスン電子との大変な競争の中、アップルの長きにわたる優位性に終止符が打たれることになる。

アップルはアプリの優位性を利用して、ハードウエアを改善するスマートフォン(スマホ)の競合に対し競争力を維持してきた。だが、最近はグーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」が多くの開発者の支持を得てアプリの幅を広げており、やがてアップルのOS「iOS」を追い抜く可能性がある。

アップルは先月、同社の「iPhone(アイフォーン)」や携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)タッチ」、タブレット(多機能携帯端末)「iPad(アイパッド)」に500億件のアプリがダウンロードされ、同社のコンテンツ配信サービス「アップストア」で入手可能なアプリ数が85万本を超えたと発表した。一方グーグルは、アンドロイド搭載端末に480億件のアプリがダウンロードされたと発表した。月間ダウンロード数はアップルの20億件に対してグーグルが25億件となり、米調査会社アシムコや英調査会社エンダーズ・アナリシスのアナリストは、今後数カ月以内に累計ダウンロード数や入手可能なアプリの本数でグーグルがアップルを上回ると予想している。

アシムコのホレス・デディウ氏は「グーグルのコンテンツ配信サービス『グーグルプレイ』の方がダウンロード率が高いので、遅くとも今後数カ月で累計ダウンロード数もアップストアを上回ると考えられる」と話す。

■グーグルプレイより高い利益率

アンドロイド搭載端末の販売数約9億台に対しiOS搭載端末の販売数は約6億台だが、アップルは来週の「世界開発者会議(WWDC)」で最新のiOSを発表するとみられている。iPhoneやiPadは依然として、アプリメーカーにとって競合のグーグルプレイより利益率の高い収益源だ。

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