苦悩のFRB議長、続く中銀頼み 雇用拡大に使命
量的緩和くすぶる批判
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2013年は金融政策をつかさどる米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長も正念場だ。同議長は12年9月に量的緩和の第3弾(QE3)を導入。果敢な金融政策で景気下支えに動いているが、打てる手はそう多くない。任期切れを14年1月に控え、同議長の悩みは一段と深まりそうだ。
FRBには物価安定と雇用の最大化という2つの使命が課されている。同議長は12年1月にかねての持論だったインフレ目標導入に踏み切り、...
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