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新ローマ法王にベルゴリオ氏 初の中南米出身

(更新)
新ローマ法王「フランチェスコ1世」が姿を見せ、サンピエトロ広場は大歓声に包まれた(13日)

新ローマ法王「フランチェスコ1世」が姿を見せ、サンピエトロ広場は大歓声に包まれた(13日)

【バチカン市=原克彦】ローマ法王庁(バチカン)は13日の法王選挙会(コンクラーベ)で、新しいローマ法王にアルゼンチン人でブエノスアイレス大司教のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(76)を選出した。伝統を誇る欧州以外から法王が選ばれるのは約1300年ぶりで、中南米出身者は初めて。カトリック教会の変化を世界に示すことになりそうだ。

266代目の法王となるベルゴリオ氏は、12日に始まったコンクラーベの5回目の投票で3分の2を超える票を獲得した。法王名には「フランチェスコ1世」を選んだ。バチカンは新法王の戴冠式を19日に開くと発表した。

ベルゴリオ氏は穏健派な保守派で、社会問題への対応では前衛的な面もあるとされる。キリスト教の原理的な教義を重んじる保守派と、現代社会に即した対応を促すリベラル派の対立が激しい近年のカトリック教会で、多くの枢機卿が同氏のバランス感を重視したとみられる。

中南米の信者数が5億人を超え、世界全体の半数に迫るなど発言力を増してきたことも影響したもようだ。他の有力候補にも中南米や信者の増加率が高いアフリカの枢機卿らが挙がっていた。

今回のコンクラーベは、前法王のベネディクト16世が高齢を理由に2月末で退位したことを受けて開催。ローマ法王が存命中に退位したのは約600年ぶりとあって、その後の人選が注目されていた。

ベルゴリオ氏は新法王として、過去数年で続出した不祥事への対応やバチカン内部の権力闘争を沈静化できるかが問われる。イスラム教や中国との関係改善、資金洗浄対策の強化などの課題にも取り組む。

ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ氏 大学で化学を学んだ後、イエズス会に入会し哲学と神学を学び1969年に司祭に任命された。36歳の若さでイエズス会のアルゼンチン管区の区長に抜てき、ドイツへの留学経験もある。98年からブエノスアイレス大司教。2001年に当時のローマ法王、ヨハネ・パウロ2世が枢機卿に任命した。ブエノスアイレス出身。

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