米アマゾン2億7400万ドルの最終赤字 7~9月

2012/10/26付
保存
共有
印刷
その他

【シリコンバレー=奥平和行】インターネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムが25日に発表した7~9月期決算は、売上高が前年同期比27%増の138億600万ドル(約1兆1085億円)、最終損益が2億7400万ドルの赤字(前年同期は6300万ドルの黒字)だった。安価なタブレット(多機能携帯端末)の販売拡大などでコストがかさみ、最終赤字になった。

クーポン共同購入サイトを運営する出資先の業績悪化も足を引っ張った。1株損益は0.60ドルの赤字(前年同期は0.14ドルの黒字)。売上高、1株損益ともに市場予想を下回り、25日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値よりも8%超下落した。

アマゾンはタブレットをめぐる競争が激しくなるなか、本体価格を抑えて普及台数の拡大を優先し、電子書籍や音楽などコンテンツのネット販売で収益を上げる戦略をとっている。同日の声明でジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は「199ドルの『キンドル・ファイアHD』は当社の一番の売れ筋になっており、戦略はうまくいっている」と述べた。

年間最大のかき入れ時である年末商戦に重なる10~12月期は、売上高が202億5000万~227億5000万ドルになるとの予想を示した。同社の四半期売上高が200億ドルを上回るのは初めて。前年同期との比較では16~31%増える。ただ、市場予想の227億9000万ドルは若干下回る水準だ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]