米アマゾン最終赤字 4~6月、システム投資かさむ

2013/7/26付
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【シリコンバレー=奥平和行】インターネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムが25日発表した2013年4~6月期決算は、売上高が前年同期比22%増の157億400万ドル(約1兆5600億円)、最終損益が700万ドルの赤字(前年同期は700万ドルの黒字)だった。情報システムやコンテンツ配信の強化に伴う経費が増え、3四半期ぶりに最終赤字となった。

同社は短期的な利益確保よりも事業拡大を優先する姿勢を鮮明にしている。システムや物流センターの整備などに伴うコストは、引き続き高水準で推移する見通しだ。

1株損益は0.02ドルの赤字(前年同期は0.01ドルの黒字)だった。売上高、1株損益ともに市場予想を下回り、25日の米株式市場の時間外取引では一時、株価が同日終値より5%強下落した。

地域別の売上高は、北米が前年同期比30%増の94億9500万ドルと好調を維持した。海外は13%増の62億900万ドルとなり、1~3月期に比べて増加率が3ポイント鈍化した。欧州の景気低迷により消費が減退しているとの見方が浮上している。

ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は25日の声明で、「(電子書籍端末の)キンドルやコンテンツ配信サービスに顧客から高い評価を得ている」と述べた。

配信向けコンテンツの獲得コストや情報システム投資は前年同期比47%増の15億8600万ドルとなり、利益を圧迫。物流センター関連の経費は35%増え、マーケティングも26%増と売上高の伸びを上回る増加率になった。

7~9月期は売上高が154億5千万~171億5千万ドル、営業赤字が6500万~4億4千万ドルになるとの見通しを示した。売上高は市場予想を下回る水準だ。

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