米アップル、2四半期連続減益 iPad不振で純利益22%減
4~6月期
【シリコンバレー=岡田信行】米アップルが23日発表した4~6月期決算は純利益が前年同期比22%減の69億ドル(約6860億円)となり、2四半期連続で前年実績を割り込んだ。スマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の販売は堅調だったが、タブレット(多機能携帯端末)「iPad(アイパッド)」の販売が落ち込んだ。
売上高は1%増の353億2300万ドルとなり、4~6月期としては過去最高を更新した。1株利益は7.47ドル(前年同期は9.32ドル)。売上高、1株利益ともに証券アナリストの事前予想平均を上回った。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は声明で「いくつかの驚くような製品を今年秋から2014年にかけて送り出すために注力しているところだ」と述べた。
製品別の販売台数は「iPhone」が20%増の3124万1千台。「iPad」が14%減の1461万7千台。パソコン「Mac(マック)」は7%減の375万4千台。携帯プレーヤー「iPod」は32%減の456万9千台だった。