AP通信にハッカー、「ホワイトハウスで爆発」の偽情報
【ニューヨーク=小川義也】AP通信が23日、ハッカー攻撃を受け、同社のツイッター上に「ホワイトハウスで爆発が2回あり、オバマ大統領が負傷した」との偽の情報が流れた。米株式市場ではダウ工業株30種平均が2分間で140ドル程度急落。情報が偽物だとわかると、株価はすぐに急落前の水準に回復した。
AP通信は同社のツイッターアカウントがハッキングされたと発表。ツイッターでのニュース配信を中止し、対応に乗り出した。ホワイトハウスも爆発などの事実を否定した。米国では、先週ボストンで起きた爆破テロ事件の影響で、テロへの警戒を強めていただけに、一時的とはいえ市場に動揺が広がった。