米HP純利益44%減 11~1月、パソコン落ち込む

2012/2/23付
保存
共有
印刷
その他

【シリコンバレー=岡田信行】米IT(情報技術)大手ヒューレット・パッカード(HP)が22日発表した2011年11月~12年1月期決算は売上高が前年同期比7%減の300億3600万ドル(約2兆4100億円)、純利益が44%減の14億6800万ドル(約1180億円)となった。パソコンをはじめ主要分野が軒並み不振で、2四半期連続の減収減益。同社はトップ交代が相次ぐなど経営の混乱も目立つ。

2~4月期の実質1株利益の見通しは0.88~0.91ドル(前年同期は1.24ドル)。市場予想の0.95ドルを下回り、22日の米株式市場の時間外取引でHPの株価は一時3%以上、下落した。

売上高を部門別にみると、サービスは1%増えたが、需要が鈍ったパソコンが15%減、プリンターは7%減った。サーバー用ソフトを巡りソフト大手の米オラクルと訴訟を抱えるサーバー・ストレージ(外部記憶装置)も10%落ち込んだ。

部門別の営業利益も、タイの洪水で主要部品のハードディスク駆動装置(HDD)の供給不足により部品の調達コストが高騰したパソコンが31%減ったほか、日本メーカーから中核部品の供給を受けるプリンター事業の損益も円高の影響で悪化した。主要部門が軒並み30%以上落ち込んだ。

問題が山積するなか、HPは10年8月にマーク・ハード最高経営責任者(CEO、現オラクル社長)が辞任。昨年9月にはレオ・アポテカー前CEOが電撃的に辞任し、メグ・ホイットマン現CEOが就任した。

22日の決算発表会では、ホイットマンCEOに対して証券アナリストから「事業を安定させると言うが、あなたの言う安定とは何か。それは具体的には、どのように、いつまでになされるのか」と質問が飛ぶなど、トップや経営方針が二転三転してきたHPへの市場の不信感は強い。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]