米HPの株価急落、10年来安値更新 不正会計問題

2012/11/21付
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【シリコンバレー=奥平和行】20日の米株式市場で、米IT(情報技術)大手、ヒューレット・パッカード(HP)の株価が急落した。株価は一時、前日比1.95ドル(14.7%)安の11.35ドルまで下落し、2002年7月以来の安値となった。HPは同日、英子会社で不正会計が発覚したと公表。この問題に関係したとされる元幹部は米メディアを通じて相次いで反論した。

終値は前日比1.59ドル(12%)安の11.71ドルだった。HPの株価は年初から55%以上下落し、同日終値ベースの時価総額は約230億ドル(約1兆8600億円)まで減少。経営再建に向けた環境は厳しさを増している。

HPは同日朝、11年に買収した業務用ソフト大手の英オートノミーで売上高の水増しなど不正経理があり、この問題などを受けて8~10月期に88億ドル(約7200億円)の減損処理を実施したと発表。同四半期は68億5400万ドルの最終赤字になった。

買収を決めた際にHPの最高経営責任者(CEO)を務めていたレオ・アポテカー氏は20日、米ウォール・ストリート・ジャーナルに対して「(買収の)資産査定は注意深く、完璧に行われた」などとする声明を公表。一方、オートノミーのCEOだったマイク・リンチ氏は米メディアの取材に対し、「急に90億ドルもの減損処理をするのはおかしい」などと述べた。

HPのメグ・ホイットマンCEOは20日の電話会見で、5月にリンチ氏が退任した後に内部告発で不正会計が発覚したと説明。米証券取引委員会(SEC)などに刑事と民事の双方で調査を依頼していることを明らかにした。

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