米アボット、製薬事業を分割 2012年末めど

2011/10/20付
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【ニューヨーク=西邨紘子】米アボット・ラボラトリーズは19日、2012年末をめどに後発薬を除く製薬事業を分割し、新会社として上場すると発表した。医療・診断器具や栄養事業など、製薬以外の事業は本体に残り、アボットの社名を引き継ぐ。成長ペースや主力市場の異なる製薬事業を分離することで経営効率を高め、株主価値を高める狙い。

分社化では、アボット株主に新会社の株を割り当てる方式をとる。新社名や、アボット1株あたり割り当てなど具体的な詳細は未定。新会社の会長兼最高経営責任者(CEO)には、グローバル・ファーマシューティカルズ担当リチャード・ゴンザレス執行副社長が就く。

分離する製薬事業は、処方薬を中心とした新薬の開発や販売を手掛ける。2011年通期の予想売上高は約180億ドル。主力薬に関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」などがある。アボット本体に残るのは、医療・診断器具、後発薬と栄養事業。11年の予想売上高は220億ドルで、約4割を新興市場で稼ぐ。

アボット広報担当によると、日本法人のアボット・ジャパンの事業分割については、今後検討に入る。12年末の分割手続き終了までは、現体制を維持するとしている。

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