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米マイクロソフト、四半期初の赤字 86年上場以来

【シリコンバレー=岡田信行】米マイクロソフト(MS)が19日発表した4~6月期決算は、売上高が前年同期比4%増の180億5900万ドル(約1兆4200億円)、最終損益が4億9200万ドルの赤字(前年同期は58億7400万ドルの黒字)となり、1986年の上場以来、四半期ベースで初めて赤字となった。07年に買収したインターネット広告会社ののれん代を減損処理したことが響いた。

1株あたり損失は0.06ドル(前年同期は0.69ドルの利益)。のれん代の減損など特殊要因を除いた実質1株利益は0.73ドルで前年同期の実質1株利益に比べて6%伸びた。

今回の四半期決算の損益悪化のきっかけとなったのは、07年に約63億ドルで買収したインターネット広告会社、米アクアンティブ。MSは今月2日、期待した収益をあげていないとして、のれん代約62億ドルを減損処理すると発表。4~6月期の四半期利益を吹き飛ばした形となった。

巨額の減損処理による赤字転落は評価が分かれている。19日の米株式市場の時間外取引でもMSの株式は、同日終値に比べて一時3%近く下落。その後、反転して一時3%近く上昇した。

スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は声明で「これからの1年で多くの新製品を出して前進する」と述べ、過去の買収や事業展開の失敗を処理し、攻勢をかける考えを示した。

業績を部門別にみると、今年10月に次世代版を投入する予定のOS(基本ソフト)の買い控えもあり、「ウィンドウズ」部門の売上高が前年同期比13%減、営業利益は18%減。一方、稼ぎ頭の業務用ソフト「オフィス」を担ぐビジネス部門は7%増収、9%増益と好調だった。

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