2019年3月20日(水)

米英独仏、安定的だが格下げリスクも 米ムーディーズ

2010/8/18 6:59
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【ニューヨーク=蔭山道子】米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日公表したリポートで、現在、最上位のトリプルAの格付けを持つ米国、英国、ドイツ、フランスの4カ国について格付けは「安定した状況にある」との見解を改めて示した。ただ「格下げまでの距離は以前より縮まった」と指摘。将来の格下げのリスクに言及した。

ムーディーズは米英独仏4カ国の国債は、金融危機の際にも安全性が比較的高い資産に分類されたと分析。現時点では国債の利回りが低く、政府の資金調達コストが抑えられているため、格付けは安定的と強調した。

将来の格下げリスクに言及したのは、各国が財政・金融政策の正常化を巡り、時期の見極めが難しい状況に陥っていることが背景。政府の資金調達コストが増大するリスクは高まっているとの見方を示した。

4カ国が直面している新たな課題としては(1)景気刺激策の継続が難しい状況下での経済活性化(2)中期的な財政健全化計画を通じた低コストでの資金調達の維持・確保――の2点を挙げた。

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