アップル、iPad2日本発売を延期 地震被害に配慮
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【シリコンバレー=岡田信行】米アップルは15日、多機能携帯端末「iPad(アイパッド)2」の日本発売を遅らせる方針を明らかにした。東日本巨大地震の発生を受け、混乱を避け、復興に協力するために延期を決めた。当初は英、仏、独などと同時に25日に発売する予定だった。新しい発売日は未定。iPad2は米国では11日に発売しており、日本以外の25カ国は予定通り25日に発売する。
iPad2は米国の直営店などで相次いで売り切れたほか、アップルのインターネット直販サイトでは4~5週間待ちと人気を博している。
米アップル本社の広報担当者は「日本が災害からの復興をめざすなか、iPad2販売を延期することにした。大きな悲しみを受けた日本の皆さんに心からお悔やみ申し上げたい」と述べた。
また、日本国内の直営店について、震災の影響で休業している仙台一番町店(仙台市青葉区)を除き、全店で営業を続けているとした。