2019年1月24日(木)

米原子力規制委、メリーランド州の原発新設計画を却下

2013/3/12付
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【ニューヨーク=小川義也】米原子力規制委員会(NRC)は11日、米東部メリーランド州で計画中の原子力発電所の新設計画の申請を却下した。建設・運転の一括免許を申請している企業が現行の外資規制に抵触するため。ただ、NRCは半世紀以上前に定めた外資規制を見直す方針も同時に表明。今後、同規制が緩和される可能性もある。

却下したのは、ユニスター・ニュークリア・エナジーが2007年に申請したカルバート・クリフ原発3号機の新設計画。07年の申請当時、ユニスターは米電力大手コンステレーション・エナジー・グループとフランス電力公社(EDF)がほぼ折半出資する合弁会社だったが、10年にEDFがコンステレーションが保有するユニスター株を買い取り、完全子会社化した。

米原子力法は「外国人や外国企業、外国政府が所有または支配する企業」に対して原発の建設・運転免許を交付することを禁じている。ただ、NRCは外国人の持ち株比率など定量的な基準がない現行の外資規制について、「最初に定めたときからの年月の経過を考えれば、見直しは適切」と指摘。期限は区切っていないものの、現行規制の問題点を洗い出すよう事務局に指示した。

一方、ユニスターは新たな合弁相手となる米企業を引き続き探す方針。見つかれば、再審査を求めることができる。もっとも、シェール革命でガス火力発電の競争力が高まっている米国では原子力の新設熱は冷めており、パートナー探しは難航が予想される。

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