フェイスブック共同創業者ヒューズ氏、米有力誌買収
「ニューリパブリック」再建へ

2012/3/10付
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【シリコンバレー=奥平和行】交流サイト(SNS)最大手、米フェイスブックの共同創業者の1人であるクリス・ヒューズ氏(28)が、約100年の歴史を持つ米有力誌「ニューリパブリック」を買収したことが9日、明らかになった。同氏は編集長に就任し、デジタル技術への対応などを通じて老舗メディアを再建する方針だ。

米メディアによると、ヒューズ氏はニューリパブリックを発行する出版社の株式の過半を投資家グループから取得した。出資比率や取得額などは明らかになっていない。ニューリパブリック電子版は同日、ヒューズ氏からの書簡を掲載し、同氏が発行人兼編集長に就いたことなどを説明した。

書簡でヒューズ氏は「今日、メディアの多くはインターネットを通じて読者の人気を得ようとするあまり、本来伝えるべきニュースや分析を犠牲にしている」と指摘。同誌の伝統である骨太なジャーナリズムを守りつつ、新たな技術を活用した読者層の拡大などを進めるとしている。

ヒューズ氏は米ハーバード大学在学中の2004年にマーク・ザッカーバーグ現最高経営責任者(CEO)らとフェイスブックを設立。07年には同社を去り、08年の米大統領選ではオバマ陣営のネット戦略担当として手腕を発揮した。

1914年創刊のニューリパブリックはリベラル派のオピニオンリーダーとして知られ、「米大統領専用機に置かれる唯一の雑誌」と言われる。98年には同誌の若手記者による記事の捏造(ねつぞう)が社会的な関心を集め、2003年にはこの事件をテーマとした映画「ニュースの天才」が公開された。

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