米食料メジャーのカーギル、42%減益 12月~2月
【ニューヨーク=清水石珠実】米食料メジャーで非公開のカーギルが9日発表した2012年12月~13年2月期の決算は、純利益が前年同期比42%減の4億4500万ドルとなった。売上高は同1%増の322億ドル。干ばつの影響で家畜用の飼料が大幅に値上がりし、主力の食肉事業の収益を圧迫した。
米国内の牛の供給量が歴史的な低水準に落ち込んでいることを受けて、2月上旬にテキサス州にある牛肉処理工場の操業を止めたことなども響いた。「食品原料」「農業サービス」など、主力5部門のうち4部門で収益がマイナスとなった。防氷剤などを扱う「工業事業」のみが前年同期比で微増となった。