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米住宅公社2社、6月末で債務超過解消

追加支援申請見送り

【ニューヨーク=蔭山道子】米政府の支援を受けて再建中の住宅公社2社は8日までに発表した4~6月期決算で、6月末時点で両社とも資産超過であると発表した。これに伴い、両社とも米財務省への追加支援の申請を見送った。債務超過を回避したのは米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)が2四半期連続、米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が5四半期ぶりとなる。

米住宅市場の回復や、過去に実行された信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の損失処理が進んだことを受け、両社の財務は徐々に回復している。4~6月期決算は、米政府へ支払う優先株配当を差し引いた最終利益がファニーメイで21億8500万ドル、フレディマックで12億1200万ドルだった。

ファニーメイでは将来の損失発生に備えて積み立てた貸倒引当金を一部取り崩して利益を計上。フレディマックも同引当金の積み増し額を前年同期比で93%減らした。両社とも、保有するデリバティブ(金融派生商品)の評価損が大幅に減ったことも黒字確保の支えとなった。

ただ両社では米政府に支払う優先株の配当が純利益の6割前後を占め、大きな負担となっている。デリバティブの評価額もブレが大きい。ファニーのマヨプロス最高経営責任者(CEO)は全米の住宅市場について「回復を宣言するのは時期尚早」とコメント。「年後半の業績は前半ほど強い内容ではなさそうだ」(同)とも述べ、最終黒字を確保し続けることは難しいとの認識を示した。

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