2019年3月25日(月)

中国・アリババ集団、米上場を申請

2014/5/7付
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アリババ米上場時の資金調達額はネット企業としては過去最大規模となりそう

アリババ米上場時の資金調達額はネット企業としては過去最大規模となりそう

【シリコンバレー=兼松雄一郎】中国・電子商取引最大手アリババ集団は6日、新規株式公開(IPO)の申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。申請書では詳しい事業内容が初めて公表され、パソコンだけでなく携帯電話を経由した中国のネット通販市場でも高いシェアを握ることがわかった。成長余力は大きく、ネット企業としては過去最大規模の資金調達となる公算が大きい。

資金調達額は10億ドル(約1000億円)と公表しているが、投資家の引き合いの強さを反映し、実際の調達額は大幅に引き上げられる見通しだ。ネット企業のIPOによる資金調達の過去最高額は2012年の米フェイスブックの160億ドル(約1兆6000億円)。投資家の間では最終的な資金調達額が150億~200億ドル程度になるとの見方が多い。

ナスダックかニューヨーク証券取引所のどちらに上場するかは未定。仮条件の決定や投資家向け説明を済ませる必要があるため、実際の上場は数カ月後になりそうだ。市場では上場時の時価総額が1150億~2450億ドルになると予想されている。

同社はこれまで売上高や利益など決算概要だけを不定期に開示してきた。6日提出の申請書で、詳細な事業内容が初めて明らかになった。

昨年末時点の中国での取扱高は2480億ドル。800万の事業者が出店し、年約2.3億人がアリババ経由で商品を買う。利用者あたりの年間の平均取引回数は49回で、携帯電話経由の利用者は約1.4億人。携帯経由の取扱高は370億ドルで、全体の約2割。中国の携帯経由の通販市場の76%を占める。

通販以外にも金融など事業を多角化しており、中小企業を対象にした融資件数は34万件以上になり、取引の決済額は5190億ドルに達する。クラウド事業では約100万の顧客を抱えている。

ソフトバンクはアリババに4割弱を出資する。事業面では直接のつながりはないが、アリババ上場後の株式売却で多額の資金を得るとの観測も浮上している。

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