2019年8月23日(金)

「創造性と情熱」ファン惜しむ アップルのNY旗艦店
ジョブズ氏死去

2011/10/6付
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ジョブズ氏を追悼するためにNY5番街のアップルストア前に集まったアップルファン(5日夜、NY市内)

ジョブズ氏を追悼するためにNY5番街のアップルストア前に集まったアップルファン(5日夜、NY市内)

【ニューヨーク=小川義也】「人類にとって最大の損失」「この時代で最も優れたCEO(最高経営責任者)」――。米アップルの共同創業者、スティーブ・ジョブズ会長の訃報が全米を駆け巡った5日夜、ニューヨーク市の5番街にあるアップルストアの旗艦店前には、ジョブズ氏の死を悼む大勢のファンが続々と集まり、悲しみを分かち合った。

マンハッタン在住のオーストラリア人教師、チャーリー・クノレスさん(34)は、ろうそくの炎がゆらゆらと揺れる映像を流した多機能携帯端末「iPad(アイパッド)2」を持参。遺影のように両手で大事そうに抱えながら、「彼がこれだけ多くの人の尊敬を集めたのは、スーパークールな製品以上に、その創造性と情熱だったと思う」と熱っぽく語った。

「私、彼と同い年なの。さみしくなるわ」。ニュースを聞いて市内の自宅から花束を持って駆けつけたコンピューター・プログラマーのリンダ・ペシンさん(56)は目に涙を浮かべてこう話した。「彼はわたしたちのライフスタイルをがらりと変えた。彼ほどの天才は二度と現れないでしょうね」。店内に花束を持ち込むことは警備員に制止されてかなわなかったが、しばらくその場にたたずんでから帰っていった。

米国ではジョブズ氏の死去を悼む声が各界やファンから相次いだ

米国ではジョブズ氏の死去を悼む声が各界やファンから相次いだ

観光名所の1つにもなっている5番街のアップルストアは、くしくも改装工事中。普段は地下にある店内の明かりを反射して、夜でも明るいガラスの箱のような地上の入り口部分は、灰色の板で囲われて閉鎖されていた。白く光るアップルのシンボルマークが隠されて暗く沈んだ店舗に、ファンの間からは「まるで喪に服しているかのようだ」との声も漏れていた。

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