ドキュメント米国株 なぜ500ドルも下げたのか(NY特急便)
NY特急便 米州総局・川上穣
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「今はどんなポジションも抱えたくない」――。ニューヨーク証券取引所のトレーダーが悲鳴を上げた。4日の米株式市場。ダウ工業株30種平均の終値は500ドル以上も急落した。取引時間中ほとんど買い戻される気配を見せず、株価はただ下げ続けた。下げ幅は金融危機のただ中にあった2008年12月1日(679ドル)以来となる。
「朝起きると、ほぼ間違いなく欧州で何かが起きている。だけど、欧州当局の危機感は薄い。こ...
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