米アマゾン、電子書籍端末で新製品 購入書籍の電子版安く提供

2013/9/4付
保存
共有
印刷
その他

【シリコンバレー=奥平和行】米アマゾン・ドット・コムは3日、電子書籍端末「キンドル・ペーパーホワイト」の新製品を9月30日に米国で発売すると発表した。画面の明暗比を高めて文字を読みやすくしたほか、高性能な半導体を搭載してページをめくる動作などを滑らかにした。紙の本として買った書籍を電子書籍として安く提供するサービスも始める。

価格は現行製品と同じ119ドル(約1万1900円)に設定し、同日から予約受け付けを始めた。広告を表示しない製品を139ドルで販売するほか、書籍の取り込みに携帯電話の通信網を使うことが可能な製品も11月から出荷する。日本では価格9980円に設定し、10月22日から出荷する。

画面には従来と同じ6型の電子ペーパーを採用する一方、明暗比や内蔵ライトを改良した。半導体の処理速度は25%改善したという。内蔵の辞書で調べた単語の一覧表をつくる機能や、辞書やインターネット百科事典「ウィキペディア」などを活用した検索機能を強化した。

アマゾンを通じて購入した紙の本を電子書籍として安価に利用できるサービス「キンドル・マッチブック」も併せて発表した。対象はアマゾンで1995年以降に購入した書籍。現在は1万冊強で新サービスが利用でき、価格は2.99ドルまでに設定した。一部の本では電子版を無料で提供する。

同社は2007年に電子書籍端末を発売し、今回の製品が第6世代。電子書籍は米アップルや米グーグルなどとの競争が激しくなっているが、アマゾンが首位だ。ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は端末事業について「単なる製品販売ではなく重要なのはサービス」と説明。コンテンツの品ぞろえや付随サービスの使い勝手を高める方針を示している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]