2019年2月17日(日)

ユーロ急落、一時96円台 欧州懸念強まり11年半ぶり
円、対ドルも78円21銭 3カ月半ぶり高値

2012/6/1付
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【NQNニューヨーク=森安圭一郎】31日の米外国為替市場で、欧州単一通貨のユーロが下落している。対円相場は1ユーロ=97円を割り込み、一時96円48銭と2000年12月以来ほぼ11年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。欧州債務危機が世界経済の悪化につながるとの懸念が強まったためだ。ユーロは紙幣・硬貨の流通が始まった02年以降の最安値を対円で更新したことになる。

ユーロは対ドルでも売られ、一時1ユーロ=1.2337ドルと10年7月1日以来約1年11カ月ぶりの安値を付けた。

ギリシャのユーロ離脱懸念に加え、スペインなどの国債利回りが上昇。欧州危機収束を探る欧州当局の政策対応も思うように進んでおらず、ユーロ売りが止まらない。加えてこの日発表の米民間雇用指標が低調で、1~3月期の米実質経済成長率も速報値から下方修正された。底堅いとみられた米景気が伸び悩めば世界経済の重荷になり、減速著しい欧州経済への一段の打撃になるとの見方が浮上した。

米景気指標の低迷を受け、円高・ドル安も進んでいる。円の対ドル相場は一時1ドル=78円21銭と、2月15日以来約3カ月半ぶりの円高・ドル安水準を付けた。欧米株式相場の下落で投資家心理が悪化し、逃避的な円買いが進行している。日本企業の収益環境がさらに悪化する可能性もある。

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