2019年2月22日(金)

フィリピン、南シナ海資源開発の入札開始 中国反発も

2012/7/31付
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フィリピン政府は31日、中国と領有権を争う南シナ海での石油・天然ガス開発について、業者選定のための入札を開始した。同地域周辺では昨年、中国による資源探査の妨害が発生。スカボロー礁(中国名・黄岩島)を巡る対立が続く中、中国側の反発も予想され、開発は難航する可能性がある。

比エネルギー省によると、今回入札を始めたのは、南シナ海に浮かぶパラワン島近海の3鉱区(計164万ヘクタール)の資源探査。比最大の鉱山、フィレックス鉱山の石油子会社フィレックス・ペトロリアムなど、5つの国内企業と1つの英国企業が応札した。100日の審査期間を経て、落札企業が決まる。

31日記者会見したホセ・ライユッグ次官は「3鉱区はすべて排他的経済水域(EEZ)の中にある」と強調した。もっとも、英国企業が参加したのは、パラワン島に近く、中国が領有権を主張していない鉱区。他の2鉱区については外資系企業の応札はなかった。

資源探査会社が懸念しているのは、中国の妨害活動だ。実際、3鉱区に近いリードバンク海域では昨年、中国がフィリピンの資源探査船を妨害するなどのトラブルが発生している。(マニラ=佐竹実)

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