バチカンが資金洗浄対策 監視機関を設立

2010/12/31付
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【ローマ=共同】ローマ法王ベネディクト16世は31日までに、バチカン内のマネーロンダリング(資金洗浄)防止と財務の透明性向上のために財務監視機関を設立する教令を発した。イタリアメディアが報じた。バチカンをめぐっては財政管理組織「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)のマネーロンダリング疑惑が発覚し、財務の不透明性が批判されている。

監視機関は「財務情報局」と呼ばれ、バチカン内のすべての金融取引や財務活動を監視。違反はバチカン司法当局に通告され処罰対象となる。違反情報は国際金融機関にも報告される。

バチカン銀行は1942年に設立され、資金調達のほか投資銀行を通じてバチカンの資産を運用。一般預金者には開放されておらず、バチカンは通常の商業銀行とは違うとして、預金者や資金の動きなどの公開を拒否してきた。

イタリア司法当局は2010年9月、預金者名などを明らかにしないまま金融取引をしようとしたなどとしてバチカン銀行の資産2300万ユーロ(約25億円)を押収し、ゴティテデスキ総裁らの捜査を始めた。

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