2019年1月24日(木)

エジプト、同胞団が弱体化 大規模デモ不発

2013/8/31付
保存
共有
印刷
その他

【カイロ=押野真也】エジプト軍と暫定政府への抗議を続けるイスラム原理主義勢力「ムスリム同胞団」の組織力が急速に衰えている。同胞団は30日に大規模デモを呼び掛けたが、夕方(日本時間同日夜)時点の参加者は全土で数千人にとどまった。

過去には数十万人が参加しており、動員力の低下は明白。先週のデモも不発に終わり、軍の同胞団包囲網は着々と狭まっている。治安部隊はこれまで、同胞団指導者のバディア氏とシャーテルやバイユーミ両副団長ら幹部のほか、同胞団メンバーら1000人以上を逮捕した。同胞団の一部資産も凍結されている。

幹部の相次ぐ逮捕で、軍と暫定政権に徹底抗戦するのか、妥協を模索するのかを巡り内部対立も発生。当局の厳しい対応を恐れ、デモへの参加をやめる支持者も多い。

軍と暫定政権は国営メディアを通じて「同胞団=テロ組織」とのイメージ定着を図り、同胞団と一般国民の分断を画策している。カイロ中心部ではシシ国防相のポスターを掲げる住民も多く、軍と暫定政権側を支持する意見が目立っている。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報