2018年7月20日(金)

オバマ外交を批判 米共和党大会でマケイン氏演説

2012/8/30付
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 【タンパ(フロリダ州)=吉野直也】米共和党のライス前国務長官やマケイン上院議員は29日の同党全国大会で演説し、多国間による国際協調を重視するオバマ米大統領の外交を批判した。両氏は「強い米国」の復活を掲げた共和党大統領候補のロムニー前マサチューセッツ州知事への支持と政権交代を訴えた。

 ライス氏は「内政と外交は密接に結びついている。国内の立て直しが、米国を世界における主導的な立場にする。世界を主導することをためらってはいけない」と主張。そのうえで「平和は力によってもたらされる。その現実を分かっているのはロムニー氏だ」と訴えた。

 ライス氏はまた、核開発疑惑が深まるイランや悪化するシリア情勢に直面し「米国はどこにいるのか」との疑問が投げかけられていると指摘。「米国は政治的、経済的な成功を収めてきたが、今日、不安定な米経済は政治に暗雲を漂わせ、米国の理想は今日、危機にひんしている」と語った。

 マケイン氏は混迷が深まる中東情勢について「米国の指導力が疑われている」と断じた。「世界の利益と価値を守るためにロシアや中国に拒否権を与える必要はない」と述べた。中ロが拒否権を持つ国連安全保障理事会に任せたまま成果の上がっていないオバマ外交を非難した。

 シリア情勢に関しては「シリアの改革派は米国の敵と自由のために戦っている。米大統領は彼らを助けるべきだ」と、アサド政権の打倒に動く反体制派への支援の必要性を指摘した。

 イランの核問題については「シリアよりも状況が悪い。イランの独裁は中東や世界の脅威になっており、取り除かなければならない」と言明。オバマ政権が国防費を今後10年間で5千億ドル(約40兆円)削減することには「米大統領が世界で指導的な役割を果たせなくなる」と懸念を示した。

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