米ボーイング、純利益26%増 10~12月
米ボーイングが29日発表した2013年10~12月期決算は、純利益が前年同期比26%増の12億3300万ドル(約1260億円)、売上高は同7%増の237億8500万ドルで増収増益だった。主力小型機を増産した民間機の納入が順調で、防衛部門の利益率も改善した。13年通期では民間機の納入機数が前期比8%増の648機と過去最高を更新した。
10~12月期の民間機の納入機数は前年同期比4%増の172機。ワシントン州の工場で増産した小型機「737」がけん引した。受注も次世代大型機「777X」を中心に順調に伸ばし、13年末時点で5080機に達した。金額換算では3740億ドルと過去最高の水準。防衛部門では海外向け軍用機などが増えた。
13年通期の売上高は前期比6%増の約866億ドル。純利益は18%増の約45億ドルとなった。14年通期は増収を見込む。(米州総局)