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中国、水不足解消へ50兆円投資 20年までに

【北京=高橋哲史】中国共産党・政府は農業生産に深刻な影響を及ぼしている水不足の解消に向け、今後10年間で水利施設の建設に4兆元(約50兆円)を投資する方針を決めた。中国では相次ぐ干ばつ被害が農産物価格の上昇に拍車をかけている。水資源確保を狙った巨額の投資には、食糧増産を通じてインフレ圧力を弱める狙いもある。

共産党・政府が29日公表した2011年の政策課題を示す「中央1号文件」は、水利改革を最重点分野に掲げた。20年までの10年間、水利施設の建設に振り向ける年平均の投資額を10年(約2000億元)の2倍にすることや、政府が土地使用権の売却で得た収入の10%を農業用水の確保に充てる方針を盛り込んだ。

中央1号文件は全国の水使用量を年間6700億立方メートルに抑える目標も示した。節水の徹底や水の利用効率を高めることで、水の使用量が増えないようにする。水利施設の整備と使用量抑制の両面から水資源の確保に全力を挙げる。

中国ではここ数年、北部を中心に水不足が深刻になっている。北京では30日まで98日間、まとまった雨や雪が降っていない。農産物の価格は1月に入って上昇ペースを速めており、インフレ加速の懸念が強まっている。

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