グーグル侵入「中国の妨害」情報も 米外交文書漏えい
米報道官が非難「無責任な行為」

2010/11/29付
保存
共有
印刷
その他

【ワシントン=大石格】内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が米紙ニューヨーク・タイムズなどに提供した機密文書は、米外交の舞台裏をうかがわせるメモなどが多く含まれており、米政府の意思決定過程の検証などに役立ちそうだ。ただ、相手国首脳の非難など率直な意見表明もかなりある。米国は対外関係のあつれきに当分、頭を悩ませることになる。

米ホワイトハウスのギブズ報道官は28日、内部情報の流出は米国や同盟国の国益を損なう「無責任な行為」で「外交官や情報機関の職員を危険に追いやる」との声明を発表した。

25万件の文書のほとんどは今年2月まで過去3年間に在外公館からうたれた「公電」と呼ばれる文書だ。

今年2月、スティーブンズ駐韓大使がワシントンに送ったメモは「中国は米軍とじかに対峙(たいじ)することを望んでいないが、南北統一国家と貿易面で優遇措置が受けられれば懸念は和らぐ」との韓国政府の見方を伝えている。

北京の米大使館からの報告は、検索大手グーグルのシステムへのハッカー侵入は中国共産党政治局の組織的な妨害工作の一環との情報があると指摘。米政府やチベット仏教最高指導者ダライ・ラマのサイトにもアクセスしたことを記している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]