ムバラク大統領演説の要旨 - 日本経済新聞
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ムバラク大統領演説の要旨

エジプトのムバラク大統領が29日未明、国民向けに実施したテレビ演説の要旨は次の通り。

親愛なる市民へ。今日、私は大統領としてではなく、エジプト人として話す。私はこの国で戦争も平和も経験した。非常に困難な日々も我々は乗り越えてきた。我々は国民として団結してきた。

これまで歩んできた道は無視すべきでない。そのうえで民主主義、自由のための新たな一歩を取っていく。雇用を生み、貧しい人と共に立つ政策だ。これが我々の未来をつくっていく。それは今あるものの上に築いていかねばならない。

ここ数日起きたことはすべての人の心に恐怖を植え付けた。混乱と破壊が続くのではないかという未来に対する恐怖を植え付けた。私はこの国の安全と市民に対して責任を負う。私はこうした混乱と破壊を起こさせない。人々の心に恐怖が残るようなことはさせない。

本日付で現内閣に総辞職を要請した。明日からの新内閣に対しては現在の課題に対処すべく、極めて明確な目標を示す。もう一度言う。私はエジプト国民のためでなければいかなる選択もしない。そして私はエジプトを守る。エジプトに神のご加護がありますように。

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