イスラエルで展開のEVベンチャー破綻 普及遅れで

2013/5/29付
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【ニューヨーク=杉本貴司】電気自動車(EV)関連ベンチャー、ベタープレイス(カリフォルニア州)が経営破綻した。28日までに実質的な事業展開先であるイスラエルの地区裁判所に清算を届け出たと発表した。充電に時間がかかるというEVの弱点を逆手に取り、電池をまるごと交換する斬新なアイデアで注目されたが、EVの普及の遅れなどが響いた。

ベタープレイスは主にイスラエルとデンマークで事業を展開してきた。専用の電池交換ステーションを建設し、1分足らずで電池を交換する仕組みを推進。日本でもタクシー向け需要に着目し、日本交通と共同実験を行った。

創業者のシャイ・アガシ氏が、毎年スイスの保養地に世界の経営者が集まるダボス会議で、日産自動車と仏ルノーの最高経営責任者(CEO)を兼ねるカルロス・ゴーン氏を説得。ルノーが車両提供などで協力してきたことでも知られる。

ただ、EVそのものの普及が遅れたことに加え、各メーカーの電池の仕様が異なるため電池交換方式が浸透しなかった。ベタープレイスは「運営コストをまかなうには収入が不足していた」と清算に至った理由を説明している。

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