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南京占領「日本が30万人以上虐殺」 中国主席が講演

中国の習近平国家主席は28日、ベルリンで講演し、日中戦争の際、旧日本軍による南京占領時の犠牲者数に関して「日本は30万人以上を虐殺した」と強調した。同時に「日本軍国主義が発動した侵略戦争で3500万人以上の中国人の死傷者が出た。残虐行為は今も我々の記憶に鮮明に残る」とも指摘した。

中国は昨年12月の安倍晋三首相の靖国神社参拝の後、歴史認識問題を巡って日本批判を続けてきた。習氏は当時、南京に駐在していたドイツ人、ジョン・ラーベが書き残した日記に触れる形で、第三国であるドイツの講演であえて旧日本軍による犠牲者数に言及した。近隣国との和解を進めた戦後ドイツの歩みと比較する形で日本の歴史認識問題を際立たせる狙いがあるとみられる。

南京事件の犠牲者数に関して、日中歴史共同研究の2010年の報告書は、中国側の主張である「30万人以上」と、日本側の「20万人を上限とし、4万人、2万人などの推計がある」という分析を併記している。

講演後の質疑で習氏は、中国の国防費増大に関して、中国は大きな国であり、その規模に見合うと強調。アヘン戦争以来の西洋列強による中国侵略の歴史に触れて「悲劇を繰り返さないためだ」と説明した。(ベルリン=中沢克二)

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