「しんちゃん」使う中国食品が香港上場 「問題なし」主張

2011/11/29付
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 【香港=川瀬憲司】人気漫画「クレヨンしんちゃん」の中国名を自社製品の商標としている中国の食品大手、中国休間食品集団は28日、12月9日に香港取引所に上場すると発表した。「しんちゃん」を巡っては発行元の双葉社(東京・新宿)が中国で著作権や商標権の侵害を訴えて裁判や無効審判を起こしたが、主張は退けられている。このため、中国休間食品は法的に問題はないとの立場をとっている。

 中国休間食品は「しんちゃん」の中国名にあたる「蝋筆小新」をゼリー製品やスナック菓子の商標に使っている。同日、香港で記者会見した鄭育龍主席は「この問題についてはよく聞かれるが、(日本の)しんちゃんとは何の関係もない」と説明している。

 その根拠として同社はゼリーについては2000年、菓子については02年に中国本土での商標登録を完了したことを挙げる。同社は「蝋筆小新」の文字は使っているが、漫画からのイメージは使っていないと主張。文字を縦書きにしており、漫画で使われる横書きとは異なるなど「芸術的風格が違う」としている。

 その一方で、上場にあたり開示した目論見書の「リスク情報」には商標に関するリスクを最初に記載。「蝋筆小新の商標について知的財産権で挑戦を受けたり、市場で混乱を来したりするかもしれない」としている。

 中国休間食品は05年にシンガポールに上場したが、09年に上場を廃止している。今回の香港上場は「再上場」にあたる。

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