2019年3月26日(火)

タイ石油公社、カナダでオイルサンド事業参入

2010/11/29付
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【バンコク=高橋徹】タイ石油公社(PTT)はカナダでオイルサンド(重質油を含む砂の層)事業に参入する。同国西部アルバータ州の開発事業の権益の4割を、ノルウェー国営石油スタトイルから買収した。取得金額は約23億ドル(約1900億円)で、タイ企業の国外投資では過去最大。

アルバータ州のオイルサンド鉱区「カイ・コ・デセ」はスタトイルが全権益を保有し、開発主体を務める。この権益の4割をPTT傘下の資源開発会社、PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)が取得した。

スタトイルは来年1~3月に日量1万バレル規模で生産を始め、将来は日本の原油消費量の1割弱に相当する同30万バレル規模に増産する見通し。生産した原油は主に北米の石油精製会社に販売する。

PTTEPは従来、台湾や豪州、中東、アフリカなどで資源開発を積極化。現在は日量26万バレルを生産している。北米の非在来型資源の権益取得により、手持ちの資源権益の地域や内容を広げ、リスク分散を図りながら収益拡大につなげる。

タイ企業では今年、東南アジアの石炭採掘最大手バンプーが約1500億円を投じてオーストラリア石炭会社を、ツナ缶大手のタイ・ユニオン・フローズン・プロダクツは約780億円でフランスの同業大手をそれぞれ買収している。潤沢な手元資金と自国通貨バーツ高を追い風に、強気の国外投資が目立っている。

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