2018年6月22日(金)

米グーグル、英の人工知能開発会社を買収 5億ドルで

2014/1/28付
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 【シリコンバレー=奥平和行】米グーグルは27日、人工知能(AI)開発を手掛ける英ベンチャー企業を買収したことを明らかにした。買収金額は5億ドル(約515億円)程度のもよう。AIはネット検索に加え自動運転車やロボットなど幅広い分野で応用が見込まれている。この分野はIBMなども注力しており、米IT(情報技術)大手の新たな競争分野になってきた。

 買収したのは英ディープマインド・テクノロジーズ(ロンドン市)。米メディアは買収金額が4億~5億ドルに上ると報じた。同社は「天才チェス少年」として有名だった神経科学者のデミス・ハサビス氏(37)らが2011年に設立。大手ベンチャーキャピタル(VC)などの支援を受け、電子商取引などに活用できるAIを開発していた。

 グーグルは主力のインターネット検索でサービス利用者の意図をくみ取ってより適切な答えを提供する仕組みの開発を進めている。近年は積極的な企業買収や人材の引き抜きで、自動運転車やロボット、住宅のネット接続にも着手した。人間のような推論や学習、連想を可能とするAIの応用が見込まれている分野だ。

 グーグルはAIの強化に向けて、超高速でデータを処理できる「量子コンピューター」を開発する研究所を13年に設立。米航空宇宙局(NASA)との共同運営に乗り出した。IBMもクイズ番組などで活躍したAI「ワトソン」の本格的な事業化に向けて2000人規模の専門部門を設置することを決めた。

 交流サイト(SNS)の米フェイスブックは昨年12月、米ニューヨーク大学の著名研究者をトップに据えたAIの研究所を設置した。IT各社はAIが新たな競争の主戦場になるとの見方を強めており、人材や技術の確保に向けた競合も激しくなりそうだ。

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