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王子製紙の廃水めぐり数千人デモ 中国江蘇省

(更新)

【南通(中国江蘇省)=土居倫之】中国江蘇省南通市啓東で28日午前、製紙大手の王子製紙が利用を計画する排水管設置に反対するデモが起きた。地元住民ら数千人が参加し「なぜ廃水を啓東に捨てるのか」「環境を守れ」などと抗議した。一部は暴徒化、地元政府庁舎に侵入し、警官を殴りつけるなど現場は混乱した。

排水管は上海市から北西へ約100キロメートル離れた南通市中心部の工業団地から出る廃水を、同団地から東へ約100キロメートル離れた啓東に面した黄海に流すため、同市政府が建設を計画した。工業団地に入居する王子製紙など複数の企業が利用を予定していた。地元政府は28日、地元住民の反発を受けて排水管の建設を全面的に取りやめると発表した。

デモは午前6時30分(日本時間同7時30分)ごろに始まった。住民らが続々と集まり、政府庁舎前の道路を埋め尽くした。住民の一部は警官を殴りつけ、路上に止まっている車を破壊した。

中国では今月、四川省什●(方におおざと)で金属精錬工場の建設に反対するデモが発生。地元政府が建設を白紙撤回するなど、環境意識の高まりを背景とした抗議活動が増えている。

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